超進化アンチテーゼ2

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La’cryma Christi Live Tour2026「Night Flight〜Last Finale〜」@LINE CUBE SHIBUYA 26.3.15

先々週の日曜日、渋谷でラクリマクリスティーのライブを観ました。

 

 

 

 

 

さいたま市文化センター 

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1月の渋谷公会堂

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La'cryma Christiの令和の再結成後のワンマンを観るのはこれで3度目でした。伝説のCROSS ROAD Fest.で2回観てるのでそう考えると(令和では)都合5度目ですかね。

思えば、「超進化アンチテーゼ1」の頃(前の前のブログ)再結成した時も何度もワンマンに足を運んでいたんですが、あれから13年くらい経ってまた同じ体験が出来てる事に尊さと確かな感謝を深く刻みつつ、なんか小学生の頃ヒットチャートで聴いてた時とはまた違う思い出が年月を重ねてどんどん出来ている事も嬉しく思う今日この頃、あの時(2012)の様にライブに通う度にまた新しい曲が解禁になっているのもやっぱりラクリマはこうでなくちゃ!という気がしたこれまた最高の1日と相成っていました。

尚、セトリのネタバレ有りで書くので、その辺はご注意を。では以下。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場はLINE CUBE SHIBUYA。旧渋谷公会堂だが、今でも建物の一部にガッツリと渋谷公会堂って書いてある。でも今の会場名もそこそこ好きだったりもする。ちなみにこの日はお昼にGO-BANG'Sのワンマンを同じここ渋谷区のライブハウスで観て、ラーメン食してからファミマのイートインにてデザート休憩して、割と待ち時間もなくこのライブを観た〜って流れでした。3日間でワンマンライブ4本目だったので情緒というか感情を持って行くのがそれなりに大変でしたね(笑)。やり方としては、自分のこれまでのラクリマとのストーリーを思い出して段々心をラクリマ・モードに切り替える感じでした。まあsyrup16g→cinema staff→GO-BANG'S→La'cryma Christiって色々な意味合いでバラバラな感じですしね。。

 

いつもの様にSEとして「Dear Natural」が流れ、いぶし銀のアコギから「Angolmois」と渋い幕開け。重厚なアンサンブルに、TAKAのどっしりとしたボーカルが乗り、管理人独自の呼称かもしれないが"オルタナ系ビジュアル系バンド"の名に相応しい貫禄たっぷりのスタートを決めていました。そうそう、前の再結成の時も足を運ぶ度にセトリがこうやってちょこちょこ変わってて色々なタイプの楽曲をその都度聴けたのが楽しかったんだよなあ。って想起しながら鑑賞していました。いや、ホント、割と疾走感や激しさ推しがV系バンドには多い中で、ここまでスロウにバキバキのアンサンブル中心で聴かせる曲も割と貴重な気もするので是非オルタナファンにも観てもらいたいわあ。

リズミカルなドラミングも気持ち良かったバンド初期のヒットナンバー「南国」。ここから一気にはしゃぎまくるSHUSE、アクションが大きいだけではなく、ベースも勿論ブリブリ鳴らしてて非常に気持ちが良い。それとBメロでのHIROとのコーラスワークもこの日も冴えてたし、そんな演奏陣の仕事っぷりにもカタルシスを憶えつつ、サビの「かたくなに生きる青い鳥たちよ」っていうフレーズがまるでこの日会場に来たお客さん...ラクリー達に捧げられてる気がして胸が熱くなったりした。やっぱりベテランバンドが歌うと説得力増す感じもある。

ここでTAKAが「発売一分でソールドアウトです!」と告げると会場からは大きな拍手が。ちなみに管理人は期間限定のファンクラブに入っているので結構余裕で取れました(有り難てぇ)。いつもの如く名物の「TAKAを呼ぶ声が小さいな!」の下りが飛び出し会場一斉にTAKAコールの嵐、「それでこそ渋谷!」の言葉もテンション上がったし、なんだかんだ渋谷という場所が自分にとって思い出深い場所になっているのも肌で感じていた(最初は畏怖してたけど、そりゃ通い始めて15年以上も経てばね。いっぱい思い出もあるし)。HIROの美しいギターフレーズからこれも初期の人気曲「Siam's Eye」を披露。

この曲を聴いていて感じたんですが、直近のライブで聴いているのに、その時よりも音圧がある気がして、もしかしてこの短期間で更に仕上げてきてる?とライブをこなす度に音像がタフになっている様に「バンドだなあ!」って感じがありありと伝わって来て感銘を受けてましたね。リズム隊は更にゴリゴリになってるし、サビはギターポップみたいな爽やかを含んでいてそのギャップも実に面白い楽曲となっていた。

 

メロウなギターフレーズから始まり、LEVINがスティックを空中に投げそれをキャッチしてからパワフルなドラミングを聴かせていたのにも興奮した名曲「Forest」。いぶし銀のShinobuのギターソロに、アウトロのHIROのギターフレーズもまた美しくて、更に最後のサビを何度も繰り返す部分はやはり感情に強く訴えかけるものがあるな〜と再確認。特に 「破れた聖書を燃やして」 の部分がロック的にはグッと来る。

ドラムロールから始まり、ザラザラしたツインギターの感触にも高揚した初のTOP10ヒットを記録した名曲「With-you」。ちなみにこの曲がヒットした事で当時「めざましテレビ」で特集されたのを覚えている。曲が進む毎により感情を乗せてる様なLEVINのドラムがまたハッとするくらい力強くて良かった。

 

TAKA 「12年ぶりにステージに立ってます。」「あぁ、楽しいね!」と感嘆の声を漏らし、「みんなの心の中にKOJIは生き続けています。」とも公言。そこから、これも令和のライブで聴くのは初めてかな、「Sanskrit Shower」をプレイ。SHUSEのブリッブリのベースから始まり、そこにのっけから超ハイトーンのTAKAのボーカルが乗っかる。えっ、この人、ずっと別の仕事やってたんだよね?とは思えないくらい現役感バリバリで純粋にビビる。それに、「なぜ抱きしめられないの」というフレーズがその歌唱力の高さと比例してより胸に突き刺さってくる感じもとても良かった。途中のTAKAとSHUSEのボーカルの掛け合いも楽しかったし、バンドのグルーヴ感も渦巻いてる感じが最高に気持ち良かったし、仕舞にはハードロック顔負けのアンサンブルで TAKAが自棄的に歌唱する最後のシャウトが無茶苦茶格好良くて痺れた。切なさから、それが失望や激昂に変化している感じが実に素晴らしかった。いや、この曲ライブで聴くとえらい楽しいわ。正直この夜のハイライト級と言っても過言ではないくらいにカタルシスを受けたし、もっと書くとこのレベルの曲がここでようやく披露される位にラクリマの層ってぶ厚いんだな、、、としみじみと想えた一幕でもありました。

「楽しんでる?」「少し大人の時間です。」と前置きし、官能的な歌詞が刺激的な「Subconscious Desire」を披露。この曲は以前の再結成の時も生で聴いていて、その時は何度もエロティックにタイトルを連呼してから始まってたのを考えると、言葉遣い的にも大人になってるな、、、という気がした(笑)。

ただ、この日生で聴いたこの曲は...どこか雄々しくて勇ましい雰囲気にも仕上がってる様にも聴こえてそれがまた新鮮というか、新しい解釈で聴けた気がした。ただ、撫ぜる様なベースラインはやっぱりエロティックな出来栄えでしたね。

サビで一気にガツンとかます「SCREAMING」。心の叫びを放出する様な良い意味で必至に歌うTAKAがまた格好良い。より切実な気持ちが伝わって来る印象。この曲ではヘドバンもして楽曲の作中観に思い切り没入していました。

 

TAKAが「俺が一番好きな"メンバー"を紹介して良いですか?」というフリからメンバーそれぞれのトークへ。SHUSEが前のバンド名を口にしたら会場が苦笑に包まれたり、HIROは大学を休みがちだったけどTAKAが構ってくれた話や、みんなが洋楽嗜好な中で自分だけ堂々と「Xが好き。」と言って最初は気まずかったこと、それと今回セットが凝ってたんだけど(石月努さん制作の新作Tシャツみたいな)LEVINが初期のラクリマをイメージしてデザインした〜という話や、Shinobuは若い頃実際にラクリマをファンとしてコピーしてたらしいんだけど、それが今になって役に立っている。とグッと来るエピソードなんかも話していました。

そこから、タイトルからしてTHEラクリマだなあ。と思う「カメレオン」も久々に生で聴けた。ゴリッゴリの爆音ベースとハードロックみたいなギターサウンド…と突き刺す様な音像にまたテンション上がった。「Blossom」のイントロでもLEVINが空中にスティック投げしてたけど1回失敗してたのがキュートだった。だけど、そこからドスドスとボトムが強いドラミングで魅せるんだから流石。

しかし、この曲も名曲だね.....確かに、この曲8cmCDでよく聴いたもん。特に前回の再結成時は。個人的にシングルバージョンのが好きでね、サビがより抜けが良いというか、それはライブだと尚更で、誰だって折角生まれたからには自分だけで完結したくない、誰かの瞳の中でいいトコ見せられる自分で居たい。って感情もあると思うんだけど、そういう意味で共鳴度の高い曲で口パクで歌いながら超楽しんで鑑賞していました。それと、最後の「僕も消える」の部分が令和の再結成後一番上手く歌唱出来ている気もしてそこもグッと来た。

 

 

 

 

同じ時代を駆け抜けた盟友から・・・アツいね。

 

 

 

ここで「Mystical Glider」!来たねぇ。前の再結成の時は後期の曲も割と演奏していたので、ある意味懐かしい気持ちになる。リズミカルなドラムが心地良く、全体としてはワイルドなロックナンバー、TAKAがアカペラで歌う場面もありそこも新鮮で楽しい一幕だった。

「まだ行けるかい?」とTAKAが煽って管理人も大好きな一曲「月の瞼」。ラクリマの中ではベタ寄りな曲だろうけど、自分はこの曲がやっぱり大好きだ。イントロから疾走するギターフレーズにゴリゴリ聴かすベースもすこぶる気持ち良い、尚且つ、そんなSHUSEのアクションの激しさも視覚的にテンションが上がる。この日も歌詞の一部を変えて「渋谷まで行こう」と歌い、サビでは「生まれたままの笑顔で」と高らかに歌唱するサマに感慨深くなりながら聴いていた。余談ですが2010〜2012年頃に自分がアニメ中心にブログを書いてた頃、自分の評価と世間との評価の乖離に精神的に苦しんでた時に件のフレーズを聴いて心を保ってた〜という出来事もあったので自分にとってはとても大切な一曲(特に自分は娯楽に全振りしているトコロもあるので)。

それに加えて、ライブではボーカルがCDでは重なっている「もっと もっとこの刻を感じてたい」の部分をSHUSEが熱唱するのが大好きで、それはこのライブで胸が熱くなってみんなでビートと一体化しているこの空間がずっと終わらないで欲しい。という祈りにも想えてより感情移入しながら盛り上がれるのが本当に大好きだなあ!と.....高揚のし過ぎでラストにはヘドバンで応えたりとこれまた一つのハイライトと言ってもいいくらいに激アツな時間帯でございました。

ヘドバンと言えば、会場全体がヘドバンの海と化した「White Period.」も圧巻でしたね。あのね、この曲を聴いてる時は隣のバンギャの方の振り乱してる髪の毛が頬にピシピシ当たってくるのよ(笑)。でもそれが非日常的で面白いというか・・・普段の日常で髪の毛でビンタされる事なんて無いでしょ。まあこれもCDやサブスク聴いてるだけでは味わえないリアルな体験ですよね。

 

 

アンコールも敢行。

SHUSEの誕生日を祝うアンコールならぬバースデーコールには感動。最初SHUSE一人だけ出てきて何故か土下座(笑)。からの「本当に嬉しくて感謝してます!」と告げると会場からは温かい拍手も。尚、でっかいバースデーケーキも用意されてましたね。

TAKAのMC。

「今日が一番です!みんな輝いてるね。」「KOJIの宝物が間もなく来ます。」とアナウンスすると、まさかの KOJIの息子、KAZUKIが登場(!)

前日の渋公で登場してXのニュースにもなってるの見たんだけど、それすっかり忘れてたから割とビックリした。KAZUKI曰く「KOJIはライブ終わった後も一緒にゲームしてくれた。桃鉄とか」と意外な一面も語ってましたね。

 

そんなKAZUKIのギターから始まる「偏西風」。美しいクリーントーンが響き渡り、若干緊張の跡は垣間見えたものの(緊張してなかったら申し訳ない)、威風堂々と父親の在籍したロックバンドの中でギターを弾いていました。っていうか、もうこんなに息子さん大きかったのか・・・と。ポストロックの様なドラミングやサビの踊れるベースなど、勿論彼以外のメンバーのプレイにも陶酔しながら聴いていた。

そこから、彼の父親が作曲したオリコン3位を記録した(自分も当時その瞬間をCDTVで観てた)バンド最大のヒット曲「未来航路」を披露。イントロのKAZUKIのザクザクしたロックバンドらしいギターフレーズ...とても良かった。LEVINのこれから出航するぞ。という感覚を与えるドラミングの表現力も素晴らしかったですね。

この曲ではお馴染み、ドスドスとパワフルに鳴らすドラミングからのメンバーが中央に集まって音を奏でる様がまたアツく、そこからHIROとKAZUKIが二人で一緒にギターを弾くサマも実に胸熱でした。リアル未来航路だ。。と感じつつ、ラスサビの「終わりのない悲劇でも」の絶唱と何度も繰り返される「構わないよ!」のTAKAのボーカリゼイションがまたとても感情的に響き渡っていて個人的に「生きていかねば。」という想いを再燃させたりしていた。

そんなKAZUKIのギターソロも聴けた多幸感に溢れた「THE SCENT」にて今回のライブも無事終了。

 

と、思いきやダブルアンコールにも応えてくれました。

TAKA 「アンコール、アンコールって・・・嬉しいぜぇー!!」「(今日は)輝いてくれてありがとう。」「(再結成)やってみるもんだなあ。KOJI、ありがとう」「何が聴きたい?→(観客が思い思いの楽曲を叫ぶ)→OK!」と告げた後に「Zambara」。ちなみに管理人は「Without you」って咆哮してたんだけど、前日の渋公で演奏してたらしいですね。くっ、ニアミスかっ...!!(悔)

しかし、この曲はこの曲でラクリマらしい転調を活かした曲でやっぱり面白い。HIROの十二弦ギターの音色から始まり、重厚でオルタナティブなバンド演奏、HRかと思いきや一気に疾走したりとえげつない転調の気持ち良さでも聴かせつつ、TAKAの凄まじい高音にウットリしたり聴いていて感情の忙しい変態的な楽曲でもあった(勿論褒め言葉)。

この曲で終わり...と思いきや、前の渋公よろしくLEVINが「まだ行けんのかーい!」と叫び煽り、激しいドラミングから管理人も大好きな「PSYCHO STALKER」で本当のエンディングでした。このタイトルといい男の悲哀と欲望に溢れている作中観といい、決して締めに相応しいテーマ性の曲ではないんですが(笑)。逆に言えば別にピースフルだったり感動的な曲ばかりがラストじゃなくてもいいよね?というバンドからのメッセージを感じなくもない。

畳み掛けるドラミング、アンサンブルの気持ち良さと周りのお客さんのテンションに釣られて自分もヘドバンで応戦し、刺激的なギターフレーズにも興奮しながら、サビでの男特有の狂気と変態性にある種の官能すら含んだカタルシスを強く感じてのある意味ラクリマらしいダークで捻りの効いた幕引きに高揚していたクライマックスと相成りました。

はぁ〜本当にこの日も(サポートのShinobuそれからKAZUKIも含めて)あの7人でしか成せない、また、一人一人の存在がきちんと際立っている"バンド"としての気持ち良さを存分に感じるライブをガッツリ体感出来て大満足でございました。やっぱりラクリマのライブでしか得られない陶酔感は確実にあるなと。

ありがとうございました!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

セットリスト   
1.Angolmois   
2.南国  
3.Siam's Eye
4.Forest 
5.With-you 
6.Sanskrit Shower 
7.Subconscious Desire
8.SCREAMING
9.カメレオン
10.Blossom
11.Mystical Glider
12.月の瞼   
13.White Period.  

アンコール
14.偏西風 
15.未来航路
16.THE SCENT

ダブルアンコール

17.Zambara 
18.PSYCHO STALKER

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ステージの撮影が禁止だったので、代わりにくわな新聞でも。

 

 

 

今回のライブを観ていて終始感じていたんですけど、一番最初に観た令和の再結成ライブの時よりも大分仕上がって来たというか、毎回観る度にバンドのグルーヴ感だったり演奏のタフさ、ガツンと来る音圧だったり、今のラクリマはライブをこなせばこなすほどよりバンドらしくなってるというかね。このテンションで今の感じでもっともっと演奏してない曲解禁したり、はたまた新曲なんか披露したらばより面白いバンドになるぞ・・・!という確信を持てた公演でもありました。

ま、公式が5月のライブで今回の再結成の公演はすべて終了です。みたいな事をXで書いてたんですけど(爆)。今決まってるライブで全部です、みたいな。本当に観る度に進化しているサマが手に取るように分かるのが現状だと思ってるので、そういう意味では本音では「もったいないな。」って気持ちもあるんですけど、それでもまだライブ自体は残ってますのでね、最後の最後まで楽しみ切りたい!って気持ちだけでいちリスナーの私もラクリマと一緒に走り抜けたい。って思っています。