超進化アンチテーゼ2

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SPARTA LOCALS「DREAMER」リリース20周年ワンマンライブ@代官山SPACE ODD 25.8.17

先週の日曜日、スパルタローカルズのライブを観ました。

 

 

 

 

 

 

ライブタイトル通り、アルバム「DREAMER」の発売20周年を記念した内容でした。このアルバムが出た時の事は割とはっきり覚えていて、夏のけだるい空気に似合っててよくリピートしていたアルバムの一つでした。ついでに書くと、当時は春に初めて就職した会社を1ヶ月ちょいで辞めた後、ほぼ家で何もせず燻ってた時期でもありました って言うか、この次のアルバム「スパルタローカルズ」が出た時期もニートしてましたし、自分の20代は本当そういう時期が多かったなぁ...という事を今回の機会を頂いてよく思い返したりしてました。なので、スパルタローカルズという存在自体がそんな情けない時期の一つの心の支えだったのかもしれないですね、今振り返れば。本気でそう想ってたりね。

代官山SPACE ODDに関しては春以来2度目の来訪でした。ただ、その時は雨が降っていたので、今回は意外と夏の曲が多いスパルタローカルズらしく(?)とびっきりの晴天だったので気分的に嬉しかったですね。では、以下つらつらと。

 

 

 

 

 

 

二階席から。カッコヨイ。

 

 

 

 

スパルタローカルズのライブを観るのは去年の赤羽でのfOULとのツーマン以来でもあった。まず、一曲目はいきなりアルバムのラストナンバー「Stay Dreamer」から来て意表を突かれる。しかも、生で聴くとCDよりも心地良いチル感があるというか、横ノリの雰囲気がまた気持ち良くて早速心を掴まれた。そして、真っ青な照明と共に奏でられた「青い夏」、「1.2.3.4!」のコールと小刻みなギターリフが格好良く、サビのボーカルの拡がりがまた臨場感たっぷりで気持ち良かった。あと、お盆休み最終日だったのでスペシャルデイズは終わっちまうけど」って歌詞がまた胸に沁みた。。

冒頭の「ハイ!」のコールも楽しかった「夢ステーション」。余談だけど、このアルバムを引っ提げてスパルタがNHK-FMミュージックスクエア」に出演した際に当時のDJがこの曲のラストの「したーーーーーぁ」と思いっきり伸ばして歌う所を大好きだと言っていて、それ聴きながら思いっ切り「そうそう!」と激しく同意した記憶があったりする。今でも、夏になるとよく聴く曲でもある。リフとかが何となくお祭りっぽいのよね。

実際、そこの万感な雰囲気も良かったし、「大都会の真ん中で踊るぜ」って歌詞が正にその通りでアガったし、サビの鮮烈な歌唱からの魂籠ったギターソロにも魅せられた一曲でしたね。からの、曲間無く間髪入れずにキラーチューン「黄金WAVE」投入という構成/演出がまた痺れた。ちなみにこの曲は先述の「ミュージックスクエア」の2003年8月9月のEDでもありました。

やっぱりこの曲は楽しいね!あの必殺のギターリフに、Aメロでみんなでシンガロングする部分、そしてサビの覚醒感。最後の「待ってた!」のフレーズを聴いている時は鳥肌に近い感覚がありました。正に、ライブハウスの中で起きているビッグバン。あと、「くだらん冗談に後ろめたさなど感じたくはない」って歌詞は昔からよく分かるなぁ、と笑 スパルタローカルズの歌詞って確信を突くフレーズがパッと出てくる所に凄味を感じますね。後述するけど、「ばかやろう」なんかその極みですよね。

 

これは「DREAMER」の中でも代表曲というか、ほぼ定番みたいなイメージの「GET UP!」。流石に新鮮というよりは、研鑽されてる感、問答無用に盛り上がるフロアが瞬時に形成されていく。スパルタローカルズのライブはダイバーは出ないけど、モッシュは時々あってこの日初めてそれが発生していた。ラストのコウセイさんの「GET UP!!」がまたビシッと決まっていてそれにもまたテンション上がりましたね。

歌詞の「レインボー」の通りに虹色の照明が綺麗だったのも素敵だった「ロックとハニー」、個人的にこういう歌詞に寄り添った照明演出大好きですね...例えば夕暮れの歌詞の時にオレンジになったり、ライブハウスからの"愛"を感じる昔から大好きな演出。素朴なAメロの良さに浸りつつ、サビの歌詞にも共鳴しながら、間奏の辺りから更に力強く変化するドラミングがまた印象的な一曲でもありました。でも、男子がロックと女の子の事ばかり考えてる〜っていうのは個人的によく分かるなぁ... と。特に思春期の頃はね。

これは当時から思ってたんだけど、「DREAMER」は結構チル的な部分もあるアルバムにも感じていて、先述の「ロックとハニー」とか「夢ステーション」とか勿論キャッチーな曲も大好き!!だけど、中盤のスロウな曲の連発も今作ならではの魅力だと思っていて。当時は今よりもずっと暇だったので、何回も繰り返し聴いて"「ナイトエスケープ」からの「ヒビヤ」までがまた良いんだよ!"と自分の中で強く感じたりしてました。その「ヒビヤ」、聴かせるバラッドで実に最高、いや、あの頃よりもムーディさとかAORとかの魅力をより分かってると思うので、更に気持ち良く歌と演奏の世界に没入していた気がします。沁みるサビメロ、横ノリの気持ち良さ。正に、「DREAMER」の核心を感じていました。

 

一転して、疾走感溢れる「コールタール0」と現時点での最新作の曲も併せて聴かせていく。サビの伸びやかな歌唱にも魅せられつつ、メロウなメロディに心地良さを感じた「ぼくのポッパー」は美しいギターフレーズがまた恍惚的だった。からの、コウセイさんがハンドマイクで歌唱した「希望」がまた素晴らしかった。CDで聴くと元気なロックナンバーなんだけど、ライブで聴くとロックというより、ヒップホップ(!?)というか、レゲエ(!?)というか、まあ、チルというか・・・兎角CDの音像とはかなり違って聴こえました。それが、とても格好良くてライブハウスでアゲ〜なテンションで「希望にのる!」と歌われるとすげぇ気持ち良いな。と。そこもまた今回のライブでの発見の一つでございました。ちょっぴり大人のムードでもあって、当時よく聴いてたアルバムを追体験出来た〜というだけではなく、今のスパルタローカルズの表現での新しい感触をも受け取れたのがまた堪らない公演でもありましたね!この曲は想像以上に盛り上がってました。

MCではコウセイさん「まったく身に覚えがない曲もあって・・・」と素直に吐露、そこから「楽しませるぞーおぉ"ー!!」と扇動し、パキパキのドラムサウンドも心地良かった「旧TOKYO」、そして、最早ダブにすら感じられた「オオカミ男の唄」を妖艶な雰囲気たっぷりで披露、この曲では途中の「あぁ!」って部分のボーカリゼイションが特徴的で魅せられた一幕でした。そう言えば、歌詞の満月に合わせて満月っぽいスポットライトが出来てたのも良かったな〜。SPACE ODDの照明本当良き。

 

ここから、アルバムの中でも「聴かせる」曲をたっぷりと表現。まずは、シングル曲でもあった「FLy」。コウセイさんの可愛げのあるギターフレーズから始まり、メロディ的には最もけだるげでドリーミーな音像がオーディエンスを包み込んでゆく。ロッカバラード的な聴き心地でもあったこの曲、女の子に焦がれる男子の憧憬が思い切り歌われていて深く感情移入すると共にラスサビのドラムのエモーショナルさや最後の方の「フラーーーーあ〜〜あ〜ぃ!」みたいな、伸ばしまくるボーカリゼイションがまた絶妙で惹かれた。 そして、「僕はライオン」。多分、ライブでは殆どやって無さそうな曲、だけど、これがまた良い。インパクト抜群な音源とは違って、より情緒がある感じに仕上がっていて素晴らしかった 特に、最後の「星になる夢さ」の強い歌唱がロマンチックで胸に来てジーンとしたり、この曲の存在がまた「DREAMER」を印象的な盤として押し上げている気すらした名演でした。

個人的にアルバム再現ライブという事でその中でも特に聴きたかった「ナイトエスケープ」。この曲は歌詞が深淵というか、大好きな曲で。「昔の方が光ってて今まで何だったんだろう」とか、「経験を積むことで枯れる事もあるさ」とか、よく分かる...特に後者に関しては、今の自分が正にそうなってる!とかなり心酔して聴いていました。本当に...ね。生だと音源以上に歌に神妙さが増すのが良い。物憂げな雰囲気、カッティングが気持ち良いギターリフ、寂しさが伝わるメロディ...後半にはアッパーに変化するその構成含めて噛み締める様に聴けた一曲でした。

王道のニューウェーブ感に痺れた「I LOVE YOU」、「ザラついたリアルさ」の歌唱がえらい格好良くて二重に痺れた。ミラーボールが回り出し、アルバムの中でも踊れる方の一曲でもある「パーティー」。同じアルバムに「GET UP!」というエースが居る故に目立たないけど、実はエース張れるくらい盛り上がる曲でもあるなぁ、と感じた。スラムダンクで例えると山王の松本みたいな曲。中でも、「アハ!」のアクセントと「ビンゴ!」のシンガロングはとっても気持ち良かった、し、最後に「パーティーは続く!!」と力強く歌われたのが今の高揚及びこの空間がこれ以降も続いていく〜みたいな風にも感じ取れてまたテンションUPしたり。

 

ライブもクライマックスへ。

カッティング多めのギターサウンドが無茶苦茶気持ち良かったダンサブルに駆け抜けた「Leaky Drive」、更に「まだまだ行けるー?」という煽りを受けて放たれた「ピース」は流石の盛り上がりでラスサビの部分では完全に観客が爆裂しているのを如実に感じました。本編最後は個人的に念願だった「ばかやろう」が披露されて感無量、多分、再結成後のライブでは(管理人は)初めて聴いたかな...?直近のフェスで披露してたのを知って少し期待はしてたけどね。

で、この曲、サビの「ばかやろう!」の部分をお客さんに歌わせるんだけど、そこで自分でも信じられないくらいの馬鹿デカい声で「ばかやろう!」と吠えまくってしまった(笑)。出そうと思って出た訳じゃないから、日頃の鬱憤が咄嗟に全部出たんだと思う。よくライブのMCで日々のストレスを発散させて〜みたいのがあるけど、これが正にそれだ!とはっきりと感じた一幕でした。スパルタローカルズスパルタローカルズしてたけど、自分も自分を出せたな。と思うと気持ち良い!しか無いライブだった...と、クッキリと感じましたね。

しかし、この曲の歌詞には当時ニートだったのでかなり救われた。特に冒頭の「夕方3時に目覚める毎日 罪悪感に潰されちまうから 壊れたロックで踊りまくんのさ」の部分は当時の自分そのものでした。毎日夜更かしして、朝昼間爆睡して、大体3〜4時まで寝てて、「もうすぐ夕方だよ!?」って親に呆れられてるっていう。そう考えると、スパルタって凄く自分の人生に根差してるわ。

それと、この日の歌唱で一番泣きそうになったのはサビの「大人になるって強くなることなんだと思いこんでたんだ 違う違う 弱くなってくんだ」の部分でした。本当に聴いてて泣きそうになった。そう、少年の頃とは違って、自分の天井というか、限界を段々と認めざるを得なくなってくるから、どう考えても昔の方が精神的には強いんだよな。それにピュアだしね。この曲が昔から大好きなのは、要所要所で核心に満ちたフレーズが点在しているそんな歌詞の素晴らしさも加味してるよなぁ、とブチ上がりながらも沁みてもいた、ある意味オリジナリティに満ちた名曲である事を再確認出来た最高のプレイでございました。「たまに笑うんだ」のトコとか本当にそう過ぎて泣けるというか、胸に来るというか...。

 

アンコールでは、「ばかやろう」の熱狂的盛り上がりを受けてコウセイさん「あの・・・出ました。スパルタ現象が。」と発言し場がますます盛り上がる。「狂った様なエネルギーが時々出るんですね。」と語り、そこからカップリング曲だった情念が燃える大人のロックナンバー「sugar」、そして、忘れもしない解散ライブの一曲目であった「バイオレンスサマー」を「この夏に捧げよう!」と宣言して披露、これがまた儚げな歌とどこか懐かしいメロディラインが心地良くて蕩ける様な仕上がりでした。重たいのにリズミカルでもあるドラミングがまた足に来て気持ち良かったのと、最後の「暴力太陽のせいで動けない!」の歌唱が凄くキマっていてこの夏の思い出に成る様な一幕に仕上がっていました。ダブルアンコールに向けての拍手もあったけど、コウセイさん一人出て来て「もう声が出ないから帰って笑」と挨拶、その後に大量の投げキッスを観客に与えて去ってゆきました。勿論、最後の最後は拍手喝采でしたね。

ありがとうございました!!!!

 

 

 

 

 

 

 

セットリスト   
1.Stay Dreamer 
2.青い夏
3.夢ステーション
4.黄金WAVE
5.GET UP!
6.ロックとハニー
7.ヒビヤ
8.コールタール0
9.ぼくのポッパー
10.希望
11.旧TOKYO
12.オオカミ男の唄
13.FLy
14.僕はライオン
15.ナイトエスケープ
16.I LOVE YOU
17.パーティー
18.Leaky Drive
19.ピース
20.ばかやろう!

アンコール   
21.sugar
22.バイオレンスサマー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このライブのチケットを購入したもう一つの理由が、1週間弱あるお盆休みの最終日が家でダラダラ過ごすのって何か締まらないというか、多少疲れたとしても、最後に一発ドカン!と楽しい思い出が欲しいな〜という想いもあったので、その意味ではもう大成功というか、大成功にしてくれた!というか。アルバム「DREAMER」をたっぷりと味わえて改めてあのアルバムの良さを感じ取れた...のと同時に、 スパルタってビートが良いバンドなのは勿論、歌詞がむちゃくちゃ良いバンドでもあるよな。 って事をしみじみ感じる事が出来た公演でもありました。

そうそう、「DREAMER」の曲は12曲全曲演奏してくれたのも単純に嬉しかったな!割と曲数多いアルバムなので、バラードの内何曲かハブられるかも?と危惧してたんですが、ガッツリ演奏してくれて最高でした!今のスパルタローカルズの円熟したアンサンブルと哀愁の表現が大好きなので、また必ずライブに再訪したいと思っています。

やっぱりスパルタローカルズ、大好きですね!!