超進化アンチテーゼ2

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The Novembers「Your November」@LINE CUBE SHIBUYA 25.11.20

先週の木曜日、渋谷でThe Novembersのライブを観ました。

 

 

 

 

 

このライブは、The Novembersの結成20周年を記念して開催されたもので、ノベンバにとって初のホールでのワンマンでもありました。 The Novembersに関しては2009年にリキッドルームで観たのが最初で、そこからずっとライブハウスでしか観た事が無かったので椅子ありの会場がなんだか不思議というか新鮮というか、めでたい!というか。

The Novembersは昔から大ファンのバンドですけど、今年はこれが唯一、正真正銘最初で最後の鑑賞でした。そこまでに関東でもいくつか対バンイベント等あったんですけど、これが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、個人的に初めてのホール公演って記念すべき日をより楽しむ為に、敢えてここ一本に絞ってより新鮮な気持ちで、ある種の飢餓感を持って臨みたい...と自分の中での気合いで参加した公演でした。このライブタイトルが示す様に往年のファンにとっても特別な一夜だった気がします。では、以下。

 

 

 

 

 

フラスタもいっぱい来てました。いくつかに分けて紹介しますね。

 

 

アートは分かるけど、スカパラから来るとは。。意外。対バンしないかな?

 

 

 

 

会場に入るとこのライブ限定の読み物が綺麗な封筒で渡され、そこには各メンバーのそれぞれの人生の歩みみたいなものが示されていて開演までに皆さん読み耽っていました。会場前SEがまたBOOM BOOM SATELLITESとかART-SCHOOLとかdipとかCHARAとかL'Arc〜en〜Cielとか、今までThe Novembersと関わりがあり多大な影響を与えた邦楽のアーティスト達だったのがいかにも集大成の一夜っぽくて胸熱でしたね。

一曲目は小林さんの雄叫びから始まった「Hallelujah」から。この段階ではまだステージに幕が掛かったままでシルエットでのパフォーマンスという趣のあるものでした。そこから、幕が上がりスモークの演出と共に始まった名曲「GIFT」。管理人はこの曲が入ったミニアルバム「GIFT」が大好きなのでここから一曲でも選曲された事が嬉しい。ケンゴマツモトのポロポロと美しく鳴るギター、撫ぜるような高松浩史のベース、そして、声の出も絶好調だった小林祐介「ヘイ!届いてるかい」の歌唱がまた胸に来る渾身のバラッドでした。「広い世界でたくさんのものを見たい」というフレーズもまた彼らがよく言う「いい未来で会いましょう。」って文言に直結している気もしてジーンと来ていた。ラストの小林さんのシューゲイザーみたいなギターサウンドがまた高揚感ありましたね。

 

観客に一言挨拶をし、The Novembersが掲げる精神性がダイレクトに表現されている名曲「美しい火」を鮮やかなギターフレーズや躍動感のあるベースと共に披露。この曲を聴いてる時に感じたのだが、ノベンバの曲はホールによく合う。そして、この曲は特に合う。神聖な感じもするし、 The Novembersが生で表現するにあたってホールという形が一番相応しいんじゃないか?とまで個人的には感じてしまったある種特別な感覚でもあった。最後の「捨ててしまえ!」の連呼がまた感情が籠っていて胸に迫る出来栄えでした。

高松さんのコーラスやブリブリのベースも気持ち良かった「Morning Sun」、ケンゴマツモトの弾く虹みたいなギターフレーズもまたロマンチックで、この曲もまたホールに合うなぁ。と思ったし、大きな声で「あの空へ〜!!」と熱唱し、美しい爆音が観客を包み込むシーンで泣きそうな気分になっていた。あぁ、このライブはとてもいい。既に、とてもいいぞ!と強く感じながら、「イェーーーーー!!」と叫ぶ小林さんの咆哮にもテンションがブチ上がった一曲でもありました。点滅する虹色のスポットライト達にも鮮やかさを感じていた名曲「Rainbow」、ホールで観ていても、足元までその振動がビンビン来る凄まじいサビの轟音がまた素敵でしたね。小林さんもお立ち台でギター掻き鳴らしたり派手な演出も際立っていた印象。

 

演出と言えば、燭台に炎が点き、その中で切々と披露していた「アマレット」もまたホールならではの演出(か、どうかは分からないが)で趣あって良かった。蠢く様なベースラインにサビで聴ける厚みあるツインギター、演奏の中でドラムだけになる部分もあってそれぞれのプレイヤビリティが発揮されていた曲でもあった。そのまま、アレンジを繋げて「Misstopia」とUK時代の代表的な楽曲を立て続けにプレイ。この曲もホールに...今考えると何気に、ホール向けの選曲だったのかもしれない。エメラルドの照明と「失い方しかここでは選べない」というフレーズが個人的に印象に残った吉木さんの畳み掛ける様なドラミングもまた聴いてて気持ち良かった曲でもあった。

やっぱりAメロの無垢な感じのメロディラインが好きだなぁ!と改めて思った「ANGELS」、グイグイ来るベースラインを筆頭に、アンサンブルの一体感含めて美しさのある爆音をガッツリと響かせていく。林祐介の「エンジェールス!」の咆哮にこの日この場所に来た観客に向けても歌われてるのかな。と少し感じ取ったりもしたこれもまた心に残る名演でした。

 

 

 

高松浩史がメンバーとして参加しているプチブラからも。

 

 

スペルバでもお馴染み中野さん、盟友ピープルからも。

 

 

 

 

ここから、バラッドやロッカバラードのターンが終わり、激しい曲がガンガン繰り出されていきました。まず、妖艶なロックナンバー「dysphoria」。格好良く不穏なアレンジがホールで響いてる様はなんだか感動的、ケンゴのギターも暴れまくり、サビでは高松の凶悪なベース、一発でドラムを叩き壊すかの様な吉木の激しいドラミングがまた刺激的で初期からのファンもニッコリな一幕でした。からの、管理人も大好きな「Hamletmachine」。最近のライブではよく聴けるから嬉しいな〜。この曲ではピンクブルーの照明が彩りがあって素敵だったのと、ヘヴィなバンドアンサンブルと小林祐介のシャウトが何度も炸裂しゾクゾクする様なロックを体現、サビではスカッとするフレーズと共にThe Novembersが表現して来た圧倒的なロックのダイナミズムをまじまじと感じさせるシーンにもなっていました。イマジネーションを刺激される激しくも奥深い名曲だと思いますね。

今度は、逆にシンプルな真っ白の照明が緩急があってとても良いな。と思えたこちらも名曲「再生の朝」。清涼感があって美しいサビメロと、「溺れてもいい 泳がせてよ 次なんて来るか分からない」って切実なフレーズがとても胸に残るその名曲っぷりを更に押し広げる様なパフォーマンスに仕上がっていました。段々とテンポも疾走感という表現が似合うくらいスピードアップしてゆき、最後は分厚いベースサウンドシューゲイザーみたいなギターとポップからロックに劇的に変化するその塩梅がまたカタルシス満点な一幕でございました。小林さんの生を実感するような「あ〜〜〜〜〜!!」って咆哮がまた"野生的な美しさ"があって良かったですね。

 

LINE CUBE SHIBUYAとは、自分も90年代にその名前を初めて知った旧・渋谷公会堂なんですけど、昔のバンドのビデオ(VHS)を観てると、変わってる部分もあるだろうけど、「あ、これ渋公だなぁ。」とその当時からの歴史ある重みを感じたりするんですね。この光景に最も重なってたのが「Ghost Rider」(Suicideのカバー)でした。昔の洋楽のカバーってのも加味してたかもしれないけど、激しい曲なのにやたらホールに合う!って感じてました。ひたすらにロールするベースライン、パワフルに弾けるドラム、ドライヴ感たっぷりのギターに、小林VSケンゴのギターバトルもあったり、まるであの頃から続く渋公のロックの聖地としての歴史を垣間見た感動的な一幕でした。この曲の時は結構周りの光景も見渡しながら受け取ってたんですけど、あのVHSの中で観たバブルの時期から続く渋公のバンドムーブメント的な盛り上がりが令和7年の今も地続きでここに在る!!と。カバーとは言えど、最早ノベンバの曲と言えるレベルにまで昇華してると想うし、圧倒的な美しさを激しさの中で強く感じていた個人的なハイライトでしたね。

この曲の時にも炎が登ってたかな、ハンドマイクになって身振り手振りポージングしながら歌唱してたのも印象的だった「楽園」、からのこちらもあの「AKIRA」からのカバー「KANEDA」、前の曲から連続してのレイヴ感に妖艶なビートの気持ち良さ・・・と、ギターロック、オルタナから進化して来たThe Novembersの歴史を網羅しているのかな。と感じさせる構成でもあった。「あーあーあーあーあ」と昔のノベンバなら考えられない、ケンゴマツモトがお客さんにマイクを向けてシンガロングを促す光景がまた新鮮味あるこちらも必殺曲「New York」と近年のノベンバの集大成を魅せる様な流れが堪らない。ヒップホップからの影響を感じさせるサビ前から、サビで強烈に突き付けられる「冷蔵庫の中で賞味期限切れのファンタジーと、まず行動しろよ!と言わんばかりの辛いフレーズがまた痛快でとっても"刺さる"一曲にもなっていました。小林祐介絶唱がまたインパクト大でした。

イントロで小林さんがお立ち台に上がり思い切りギターを掻き鳴らす演出も相変わらずブチ上がる最新の代表曲とも言える名曲「BOY」。個人的な話ですが、2年前に昔居た会社に復職した時の自分内テーマソングでもありました。肉感的なリズム隊の演奏にもテンション上がったし、間奏を聴いてたらどことなく管理人の大好きなbloodthirsty butchersの演奏にも通ずるものを感じたりもして、それがまたグッと来る一曲でもありました。

 

ここでこの日初めてかな?小林さんの長尺のMC。

「今日は来てくれて本当にどうもありがとうございます!」「今あるのは感謝だけです。」「(渋公は)子供の時から憧れの場所でした」「こんな日が来ることを目標としていた」と感慨深く語り、本編最後はしっとりとしたバラードナンバー「今日も生きたね」で締めでした。余談ですが、The Novembers「次で最後の曲です」とか言っても一切ノーリアクションなのが昔から素敵だなぁ。と感じていました(笑)。それはこの日もそうでしたね。静かに受け止めるのも、愛。

前よりも艶やかな歌声で、他の曲よりもはっきりと歌ってて、サビ後の高松さんの滑らかなベースラインはこの日も最高で、そんな彼のコーラスワークも綺麗で...アウトロのシンフォニックな音像とツインギターの刺々しさがまた気持ちを煽る素晴らしい締めでございました。

 

メンバーがフロントに集まり、アンコールが無さそうな雰囲気だったので、今日はこれで終わりかな?と思いきや、小林さんがドラムの吉木さんと相談みたいに話していて、やっぱもう一曲やる。と。それがアンコールでした。

「もう一曲だけやっておしまいにします。」「(拍手に)嬉しいです!ありがとうございます!」という感謝の言葉からいきなりケンゴマツモトに「いや〜、ケンゴくん!」と振るっていう、自分がライブに行き始めた時にその当時のアートスクールがよくやっていたメンバーにだる絡みする感じのMCを久々にかましていて、古参としてはニヤリとするシーンでした(笑)。

 

「また良い未来で会いましょう!ありがとうございました!The Novembersでした!!」と挨拶し、ライブでは終わり際に演奏する事が多い爆音のミディアムバラッド「いこうよ」をステージの上で炸裂させて本当にオーラスでした。この曲でも音の振動で足元がビリビリしたり、一定のリズムをエンドレスで刻む高松浩史のベースラインが恍惚的だったり、その高松さんのベースだけになる部分がまたテンション上がったり、ケンゴさんのシンフォニックなギターも小林さんの魂のギターソロも、最後立ってバンバンドラムを叩きまくる吉木さんの姿もみな鮮烈だった、正にこんな騒がしくて美しい夜にはピッタリの締めに相成っていました。歌以上に、その演奏で「未来」を感じさせてくれた、そんな幕引きでした。

ありがとうございました!!!!

 

 

 

 

 

 

 

セットリスト

1.Hallelujah 
2.GIFT
3.美しい火
4.Morning Sun
5.Rainbow
6.アマレット
7.Misstopia
8.ANGELS
9.dysphoria
10.Hamletmachine
11.再生の朝
12.Ghost Rider
13.楽園
14.KANEDA(cover)
15.New York
16.BOY
17.今日も生きたね

アンコール    
18.いこうよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、今回先行でチケット取ったんだけど、席番号がまさかの 1階11列11番だった。 1しか数字が無い・・・!?これ観た時は流石に震えた。普段この言葉使わないけど、正に運命的というか、The Novembersのライブを観るために生まれて来た男というか(笑)。ある意味、2009年から一度も飽きずにノベンバのライブに通い続けて来た人間に対するご褒美にも感じた神電子チケットでした。。

それと、今回はこの初のホール公演をリスナーとして最大限に楽しむ為にこの日一極集中にしてましたけど、終わったんで来年からは普通に対バンのライブにも行きまくる予定で、既にもう2枚ほど公演のチケット確保済みでございます。なので、これからもThe Novembersのライブ観まくります!!

レポもその度書くので、お好きな方は是非是非よろしくお願いしますね。かしこ。